忍者ブログ
ゲームの二次創作中心非公式同人サイトです。 BL等に嫌悪感を抱く方はブラウザバック。
Admin | Write
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

斗青。

やっぱり巫斗で。


昼休みになって、斗真が一緒にご飯を食べようと誘ってきた。
私もお弁当をもって屋上にむかい、ベンチに並んで座って食べている。
ふと斗真が聞いてきた。
「なぁ巫斗」
「なに斗真?」
「お前はさ……き、気になる男子とか……いねぇの?」
「気になる男の子?」
「ほら!お前、男友達っていうか、男と話してること多いって、聞いたから……」
斗真がそんなこと聞くなんて、珍しいな。
こういう話題、嫌いなのは斗真の方なのに。
「気になる男の子っていうのは……いないかな。」
「よ、よかったー……」
「よかった?」
「あ?なななな、なんでもねーよ!」
安心したように胸を撫で下ろす斗真。
小声で何か呟いていたような気がしたけど……。
「お前、無防備だからな……。俺がついてないと危なっかしくて見てらんないんだよ」
「無防備かな?」
「お前、自分のことわかってなさすぎ。言っとくけどな、まず人を勘違いさせるような言動やめろよな」
「勘違いさせる……どういうこと?」
よくわからなくて、首をかしげると斗真は私のおでこにデコピンをした。
「痛い」
「そういう仕草だバカ。そういうことされたら男は勘違いするっていってんの」
「ええー……」
「お前からしたら素直に言いたいこと言ってるだけかもしんねぇけどさ。けど、その言葉で勘違いするやつもいるんだ。気を付けろよな、ほんとに」
「待ってよ斗真。どう勘違いしちゃうの?」
まだ斗真のいってることがわからなくて聞いてみると、突然顔を真っ赤にする。
「ど、どうって……そりゃ……俺のこと、好きなのかな……って……なに言わせんだバカ!」
「ええー!?」
急に怒られた。
頭を軽く叩かれ、ぐしゃぐしゃと頭を撫でられる。
「まぁ、そういうお前だからいいんだけどさ。別に俺が巫斗を守ればいい話だしな。」
「まもってくれるの?」
「ああ……当然だろ」
昼休みの終わりを告げるチャイムが響く。
私たちはお弁当を片付けて教室へ戻る。
斗真が守ってくれるなんて、嬉しいな、なんて思っちゃった。





PR
Comment form
Name
Title
Comment
Password   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
  管理人のみ閲覧可能にする
プロフィール
HN:
卯月
性別:
女性
自己紹介:
腐女子です。
二次創作小説ブログやってます。
P R
リンク
忍者ブログ [PR]

Designed by